そして、最終日となった26日。爆発的な歓声に会場が揺れ、メンバーが登場すれば、客席は波打ち、その溢れ出る期待感にドームが埋め尽くされる。そんな想いを受けての「OLE!!」で口火を切ったのだが、アリーナへ特大水鉄砲が発射されるサプライズもあり、スタードタッシュの勢いは尋常ではなかった。KENTAもはちきれんばかりの気持ちを歌に込め、声を張り上げ、KO-SHINも全身をしならせながらギターをかき鳴らす。しっかりと2人を見つめつつ、リズムで支えるFUJIも自然と笑みがこぼれるようなムード。
WANIMA(photo by 瀧本 JON... 行秀、岸田哲平) 画像 28/39
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続いてゴキゲンなノリで突き上げる「BIG UP」を投下し、オーディエンスは感じるがままに体を動かし、巨大なドームがライヴハウスさながらの熱気に包まれ、温度もとんでもなく上昇していくのだが、KENTAはまだまだとアジテートし、バンドとしても一音一音を強く響かせていくのだ。
ここで改めて「迷いなら捨てて、後腐れなしで、助け合っていきましょう!」とKENTAが告げ、全員が一体となるよう、アリーナとスタンドのすべてへ呼びかけ、感謝の気持ちをこめた「THANX」。ステージの端から端まで駆け回り、高く手を突き上げたKO-SHINの姿も頼もしかった。
WANIMAだからこそのエロかっこよさを誇る「CHEEKY」をプレイし、ギラついたスピード感で会場を湧かせていき、上手側の特設ステージでは、会場中がオーディエンスによって掲げられた色とりどりのWANIMAタオルで埋め尽くされ、波間に漂うような心地よさを持つ「SLOW」を奏でていく。
そして、歌い出しからドームの屋根を突き抜けるような凄まじい大合唱が巻き起こり、この曲を抱きしめて過ごす人の多さに圧倒されたのがやはり代表曲「ともに」だった。オーディエンスが放つ愛の濃さをしっかり受け止め、それ以上のモノとして必死に返そうとするメンバー。
今ここで生まれているエネルギーがライヴを彩っているという、非常に美しい光景だ。
