驚愕したのがFUJIが恒例のあの人に扮して「出航だー!!」と声を挙げ、なんとイカダに見立てたステージの一部が会場中央へ移動し、回転もしながらそこで披露した「オドルヨル」。その後のMCで「いちばん遠い人の近くへ行きたかった」とKENTAは語っていたが、予想の遥か上をいく、WANIMAのアイデアとサービス精神の賜物に違いない。
その後も客席内の特設ステージへ移動しながらプレイし、下手側ではアリーナシリーズからおなじみになったアコースティックスタイルで「HOME」を披露。終盤、歌いながらKO-SHINの膝を叩くKENTA。上京したてのKO-SHINの部屋を模したステージ上でのこの仕草から、2人の絆を感じざるを得なかった。
中盤を過ぎても「ともに」では会場が揺れるほどの歓声と歌声が客席から響き渡り、気持ちを共有した嬉しさからか、メンバーも実にいい表情を見せる。
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終盤、KENTAが「楽しみを作る為に(メットライフドームを)貸し切った。いろんなところを貸し切って、みんなのことを待ってるから、未完成でも不器用でもいいけん、いつでも戻ってきてください」と思いの丈をぶつけて曲へなだれ込んだ「シグナル」。自らの存在意義を宣言するような立ち姿も美しく、鮮やかな光を放っていた。
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本編ラストは「Everybody!!」。名残惜しそうにするかと思いきや、今この瞬間にすべてを届けることが何よりも大事なのだろう。ガムシャラで必死にプレイ。彼らの純粋さがそこには表れていた。
アンコールは彼ららしい活発で笑いを交えた映像から「20曲分を1曲にこめて」とKENTAが叫び「OLE」。きらびやかな銀テープも舞い、まさしく大団円となった。
