開場前からファンが多数メットライフドームに詰めかけたが、そこはファンへ楽しみを作り続けていくWANIMAだけあって、会場横には”ワンチャン広場”と名付けられたスペースを提供。暑い中、各地から足を運んでくれたファンに対してのおもてなしだろう。
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ロッテ「爽」、LIVEDAM STADIUM、カーセンサー、ESPといったWANIMAとコラボレーションした企業ブースのみならず、KO-SHINが子供時代に憧れたお祭りには欠かせないテキ屋やWANIMA直筆のメッセージボードも掲示されている至れり尽くせりの内容。
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また、彼らの地元である熊本の名物を提供するワンチャン食堂!!に、ファンを気遣ってのレストスペースや巨大冷風機も完備し、午前中から開演直前まで、両日にわたって大いに賑わいを見せていた。
そして、注目のライヴステージ。アリーナツアーではフロア中央にステージを組み、さながらアミューズメントパークのような装いであったが、本公演では南国の島をイメージした作りになっており、開演前では巨大スクリーンに様々な魚介類に扮したWANIMAが延々とスクロール。ライヴ前からニヤッとさせる仕掛けは彼らならでは。
また、こういった大規模な公演ではひとつの完成形を両日にわたって提供するのが常だが、ライヴハウスから叩き上げで育ってきたWANIMAはそこに満足せず、ガラッとセットリストを変え、両日ともに巧みなアプローチを施し、素晴らしきパフォーマンスを披露してくれた。
まずは初日となった25日。KENTAのタイトルコールで始まった「夏の面影」でいきなり駆け出す彼らのドライブ感によって、いきなりクライマックスのような熱気が充満。バンド史上初のドーム公演かつ最大規模のワンマンではあるが、緊張した様子はなく、時折笑みを浮かべながら、語りかけるよう、問いかけるように強烈なサウンドを放っていく。思わず手を伸ばして近づきたくなる、この圧倒的なオーラ。WANIMAが性別も年齢も問わず、多くの人を惹きつける要素のひとつだ。
そのスタートダッシュから「CHEEKY」でさらに勢いを増したかと思えば、スイッチを切り替えて「つづくもの」を心地よく響かせる。FUJIの合いの手も絶好調であり、会場全体の温度を上げていく。
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KENTAが「みなさんのためにメットライフドームを貸し切りました!」と力強く口にしてから、ステージ上でのスイカ割り(!!)を挟み、「ララバイ」や「やってみよう」と畳み掛けてからの「Drive」。みんなそれぞれの歌になっていることがわかる大合唱、泣き出しそうな表情で歌うKENTAは印象的な名場面だった。
