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バイオグラフィ

ドイツ、ハンブルグにて結成。84年、カイ・ハンセン(g,vo)、マイケル・ヴァイカート(g)、マーカス・グロスコフ(b)、インゴ・シュヴィヒテンバーグ(ds)という4人で活動をスタートする。

85年、デビュー・アルバム『ウォールズ・オブ・ジェリコ』を発表。87年、マイケル・キスク(vo)加入後制作されたアルバム『守護神伝 –第一章–』で、日本でもデビューを飾る。同年秋に初の来日公演を行なった。88年、メタル史に残る名曲「イーグル・フライ・フリー」を収めた『守護神伝 –第二章–』が大ヒットし、日本でも人気が爆発するが、翌89年にカイ・ハンセンが脱退。ローランド・グラポウ(g)が加入。

94年の幕開けと同時にマイケル・キスクが音楽的方向性の違いから、そしてインゴ・シュヴィヒテンバーグは病気のため、それぞれバンドを去り、後任としてアンディ・デリス(vo)、ウリ・カッシュ(ds)を迎え、傑作6thアルバム『マスター・オブ・ザ・リングス』を制作。 94年8月に発売となった同作は、発売月に10万枚のセールスを日本で記録。96年には、7thアルバム『タイム・オブ・ジ・オウス』をリリースし、日本だけで約20万枚というバンド史上最大のセールスを残した。

01年、ローランド・グラポウとウリ・カッシュがバンドを去る。バンドは新しいギタリスト、サシャ・ゲルストナーを迎え、ミッキー・ディー（MOTORHEAD)にドラム・レコーディングのヘルプを頼み（アルバム制作後にステファン・シュヴァルツマンが加入）、『ラビット・ドント・カム・イージー』を03年に完成させた。その後、音楽性の相違でステファンが脱退するも、ダニー・ルブレ(ds)を迎え、05年には『守護神伝 –新章–』を発表。そして、かつて脱退したカイ・ハンセン率いるガンマ・レイとの奇跡的カップリング･ツアー『Hellish Rock Tour』を07年と08年にわたり世界中で実施し、日本でも大絶賛を得ることとなった。

デビュー30周年の2015年の5月に、通算15作目『マイ・ゴッド・ギヴン・ライト』を世に放つ。98年の8thアルバム『ベター・ザン・ロウ』以来となるオリコン週間チャートでトップ10入りを果たすなど、根強い人気を証明。