Hakubiが主催するライブイベント『京都藝劇 2023』が、8月11日に京都・KBSホールで開催された。
【写真】地元・京都で主催ライブイベントを開催したHakubi(9枚)
2023年は初の2ステージ制で実施された同イベントは、出演キャンセルとなったHump Back、あるゆえを除いた、Hakubi、KALMA、G-FREAK FACTORY、TETORA、ROTTENGRAFFTYの5組が「右近ステージ」に、Hyuga、Brown Basket、RAINCOVERの3組が「左近ステージ」に登場。当日に向けて片桐(Vo.Gt)が、「『京都藝劇 2023』は、Hakubiの3人の大切なタイミングに刺激を与えてくれたバンドが集まってくれました。夢の続きであり、夢の途中であるこの日、目撃してください」と意気込んだ、年に一度の盛大な宴が過去最大のスケールで実現した。
『京都藝劇』は毎年ラインアップがガラリと変わるのも見どころの一つだが、TETORAは唯一の3年連続の出演。それだけで、彼女たちとHakubiとの盟友関係が分かる。昨年はトリ前でHakubiに強烈な刺激とプレッシャーを与えたが、今年は「『京都藝劇』はTETORAから始めます!」と(上野羽有音・Vo.Gt、以下同)と、「Loser for the future」で熱量たっぷりにイベントの幕開けを告げる。冒頭から「もう立派な大人」「言葉のレントゲン」「バカ」「嘘ばっかり」「素直」と容赦なく畳み掛け、これぞライブバンドの疾走感と焦燥感をガソリンに、弾丸のごとき一体感でどこまでも突っ走る!
翌日に北海道での大事なフェス出演を控えながらも駆けつけ、「ガラガラのライブハウスで、一緒に対バンしてた同い年のHakubi。全バンドが見られるタイムテーブルで、フェスと言うより対バンやと思ってます。最後のHakubiまで全バンド体感してみてください!」と、誰よりもHakubiの思いを理解し代弁するMCにもグッとくる。クライマックスも「わざわざ」「イーストヒルズ」と一心不乱に爆音をかき鳴らし、「Hakubiが本気やから、それを知ってるから。仲良しごっこじゃなくて、ショーでもなくて、戦友やからただ本気でやる!」と、全身全霊で右近ステージをブチ上げたTETORAだった。
「フロム京都、ローカルプライド、俺たちがRAINCOVERだ!ここをKBSホールじゃなくライブハウスに変えようぜ!」(辻出凌吾・Vo.Gt、以下同)
