2022.12.06 公開
【ライブレポート】COLDRIVE、初東名阪ツアー完走「夢は諦めなければ絶対叶う」

COLDRIVE(※提供写真)  画像 1/5

ライブ中盤、披露した「群青に揺れ」。
2名のドラムが曲によってコンバートしてプレイするスタイルだが、興奮した松原(Dr.)がプレイ中のクドノに近づきWでドラムを叩くというパフォーマンスでオーディエンスを沸かせた。
終始クールな演奏の印象のツバサ(Gt.)がメインで作ったこの曲だが、彼同様、冷静さの中に熱いものを内包している印象だ。
更に「LIBERTY」では、これまで職人に徹していたベーシスト・ヒフミが、突然叫び出してスタートする。
個性あふれるメンバーの共演、正にパレードのキャストのように賑やかで、バンドシーンを生き延びてきた実力が裏打ちされているからこそ出来る魔法なのであろう。

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「地道にキャリアを積んできてもできない事もある。でも夢は諦めなければ絶対叶う」と語るノダの根底には、コロナ禍で音楽を諦めた仲間への思いが見え隠れする。
華々しい「パレード」の裏側に苦悩を忍ばせて贈るライブは、きっと彼らにしか出来ない。

そしてラストの曲は、彼らの代表曲とも言える「OUR」。
『あの日の僕たちはまた出会う』とメンバー、バンド仲間、ファンに届くように、強いメッセージをより力強く歌い上げた。


パレードというよりはむしろジェットコースターのようなライブ。
HUMANDRIVEともThe cold tommyとも確実に違う、新しいバンドの産声が聞こえた気がした。

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