「時間は本当に早いですね。それくらい楽しいです。この歌はみなさんに聞いて欲しいと一番強く思っていた歌です。幕張に戻ってくるまで、本当にたくさんのことを経験してきました。その中で、強くなった気がします。僕が強くなれたのも、支えになってくれたみなさんがいるからです、ありがとうございます。みなさんに真心を込めてこの曲を歌います」
「ありがとう」の気持ちを込め、キム・ヒョンジュンはアコギの調べに乗せ、零れる想いを掬うようにバラードの『ありがとう(コマプタ)』を歌唱。心に抱いた彼の優しい想いに触れ、涙ぐむ人たちも。こんなにも愛しい気持ちで想いを告白されたら…。僕らは、彼の想いをまっすぐな心で受け止めては、ギュッと抱きしめ続けていた。
「僕の真心が伝わったでしょうか。最後に伝えたいのは、ありがとうという言葉です。お願いがあります。みなさん、幸せで、そして健康でいてください。この歌を作るとき、僕の愛する人が天国に行きました。時間が経つと死も別れも忘れられます。でも、歌でその人を追悼できたら、思い出も永遠に一緒です。僕たちはズーッと長く逢い続けなきゃいけません。僕はズッとステージに立ち続けます。みなさんも、長い間一緒に目の前にいてください」
本編最後に届けたのが、最新シングル『Wait for me』。今は逢えない愛しい人へ想いを届けるように、いろんな思い出の風景を歌声に乗せ空のカンバスへ描くように、キム・ヒョンジュンは『Wait for me』を想いたっぷりに歌いあげてゆく。その歌声は、僕らの心に広がるカンバスにも、優しい温もりを持った絵筆を走らせていた。あなたは、この歌に触れ、誰を思いだしていましたか?。ずっと側に寄り添えたい素敵な歌が生まれたことを、今は素直に喜びたい。その想いを目の前で受け止められたことが、とても嬉しかった。
