2018.11.09 公開
キム・ヒョンジュン、ツアー最終公演の羨望を独占ロングレポート!!「僕は、このツアーを通して成長できた」

キム・ヒョンジュン『KIM HYUN JOONG JAPAN TOUR 2018 一緒に Take my hand』  画像 1/3

 

アコギの響きに乗せ、優しく囁くようにキム・ヒョンジュンは『君だけを消せなくて』を歌いだした。その歌声へ寄り添うように、会場中の人たちがグリーンのサイリウムを大きく振り、彼に想いを届けていた。互いに心と心で結ばれていれば、その姿を消し去るなんて不可能なこと。お互いの存在の大切さを確かめるように、この歌が会場中に響き渡っていた。「君だけを消さなくて 二人の記憶が」と歌う満員の観客たち。キム・ヒョンジュンは優しく笑みを浮かべながら、想い込めた美しい歌声へ寄り添うように、みずからの歌声も重ねていった。

歌が始まったとたんに起きた歓声。この日のサプライズソングであるグループSS501活動時代の楽曲『ホシゾラ』に合わせ、一緒に歌声を重ねだす人たちも。なんて、心を切なくもロマンチックに染める歌だろう。誰もがキム・ヒョンジュンを愛しき人と受け止め、彼の告白を笑みを浮かべ受け止めていた。これは、君と彼とが共に手を取り合い未来を見つめてゆく歌。そんな気持ちへ浸りながら、この時間に酔いしれていたかった。

 

 「3年前に『ホシゾラ』を、ここで歌いました。もう一度、あの頃の思い出を甦らせたくて歌いました。3年前のステージを思いだして胸がジーンとしました。僕たちは何時も夢を見ながら生きています。その夢を忙しい生活の中で忘れたまま、ただ行く宛もなく歩いてゆく人もいると思います。僕はおじさんになったら愛犬ショップをやりたいと思っています。みなさんの夢は何ですか?愛犬になることですか??。自分は駄目だと思わないでくださいね。自分は出来る、自分は大切な人なんだと思ってください。今日の僕のステージが、みなさんの希望の種になってくれたら嬉しいです。僕の夢を想像しながら、この曲を歌います」

 

木漏れ日のような光を掻き集めるように、キム・ヒョンジュンは甘く優しい声の色を持ってバラードの『Paradise』を歌いだした。その視線と歌声は、描いた未来の自分の姿を追いかけていた。その歌声に触れた満員の観客たちも、彼が見つめるその視線の先を心で追いかけていた。続く、大切な人へ「ここで待っているのに」と歌いかける切ない『Your Story』に触れながら、誰もが、何処かセンチな気分に甘く浸っていた。サビ歌を合唱する声が、胸をキュッと鳴らしてくれた。

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