2018.11.09 公開
「みなさん、ちょっとずつ服が脱げるたびに大喜びでしたね。みなさん、歌を聞きに来たんですよね。今回のツアーは胸に響くものがあります。それは、心と心で触れ合えているからだと思います。これからも僕は、生きる理由を見つけていきたいと思います。だから、みなさんにこの歌を捧げます」
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自分の生きている理由を語るように、キム・ヒョンジュンはアコギやピアノなどの優しい音色に乗せ、美しい歌声を魅力に『Living Because~僕が生きているのは~』を歌いだした。ひと言ひと言を紡ぐように、想いの一つ一つを手渡すように歌う。その歌声は、ゆっくりと心に染み込んでいった。
「ある瞬間から一歳一歳年を重ねていくごとに、自分の人生について慎重に考えるようになりました。これからどんな生き方をしていくのが正解なのか。でも、正解はない気がします。一日一日が幸せであればいいなと思います。みなさんは、幸せですか?。次の歌は、僕が除隊して初めて作った曲でした。この場所でこの曲を歌うのは、僕にとってとても意味のあることです。あの頃は、僕の未来は霧のようでした。なので、この曲を書きました」
心にかかった霧を取り払うように、キム・ヒョンジュンが歌いだしたのがバラードの『HAZE』。アコギの音色の上で、大切な人への愛しき想いを彼は切々と歌いかける。気持ちが少しずつ熱を帯びるたびに、弦楽などの演奏が重なり出す。なんて温かい気持ちを届けてゆく歌だろう。目の前で語りかけるように歌う姿に、その声に、気持ちは釘付けになっていた。
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