『BEYOOOOOPHONIC(ビヨフォニック)』の様子(※提供写真) 画像 8/10
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『BEYOOOOOPHONIC(ビヨフォニック)』の様子(※提供写真) 画像 10/10
ここからはBEYOOOOONDSらしさ全開のラストスパート。きのこ派とたけのこ派の壮絶な争いを歌う『きのこたけのこ大戦記』を披露した後、高瀬くるみが「指揮棒をカスタネットに変えよう」と会場のファンに呼びかける。すると、ファンは一斉に持参したカスタネットを準備。ここからファンが楽曲に合わせてカスタネットを叩く、ライブの定番曲『涙のカスタネット』がスタートする。BEYOOOOONDSメンバー、オーケストラ、そしてファンによるカスタネットの演奏といった、今夜だけの特別なセッションに会場のボルテージが最高潮を迎えていた。今回はオーケストラも使用する音響設備がしっかりとした会場のた
め、ファンの叩くカスタネットも通常のライブ以上に響き渡っていたのが印象的だ。
その勢いのまま、『アツイ!』でたたみかける。パフォーマンス後に里吉うたのは「定番の盛り上がり曲だけど、オーケストラとやると雰囲気が全然違う。『アツイ!』の厚みもBEYOOOOONDS の可能性も広げてくれた」とコメント。最後は『伸びしろ〜Beyond the World〜』を歌い上げ、本編は終了。その後アンコールを経て、メンバーは再びステージ上へ。代表メンバーがファンへ向けた感謝の気持ちとイベントの感想を披露する。
「オーケストラとの共演は自分がプリンセスになったような気分になれる。オーケストラの演奏でパフォーマンスすることはあまりなかったので、自慢していきたい!」(山﨑夢羽)
「こんな BEYOOOOONDSはなかなか見られない。いつものコンサート会場とは音の反響も違うので、反響込みでいつもと違う BEYOOOOONDSを楽しんでいただけたと思います!」(岡村美波)
「(藤原)いくろうさんの優しい指揮からオーケストラのみなさんも優しい演奏が伝わって、私たちにも届いた。本当に優しい世界だなって、このステージを通じて改めて思いました」
(清野桃々姫)
「楽しすぎて終わって欲しくない。光る指揮棒をふる皆さんが楽しそうでした! オーケストラの演奏は BEYOOOOONDSの楽曲をより素晴らしものにしてくれる。
BEYOOOOONDSで良かったなと改めて思いました」(島倉りか)
「初めての経験がたくさんあるコンサートでした。自分たちのこれからにつながる公演になったと思います」(高瀬くるみ)
最後に『オンリーロンリー』を歌い、BEYOOOOONDSの持つライブ感にあふれた楽しさと、オーケストラの演奏による音楽の持つ楽しさが見事に融合した、メンバー12 人とオー
ケストラメンバーでしか紡ぎ出すことのできない最高のライブは終了となった。
デビュー時に「他のハロー!プロジェクトのグループとは違う存在になりたい」「今までにないグループを目指したい」とメンバーが声をそろえてきた BEYOOOOONDS。その言葉通り、東京芸術劇場コンサートホールという日本を代表する芸術文化施設の一つで、オーケストラと共演する単独公演という新しい 1 ページを刻んだ。
5月15は2度目となる単独での日本武道館公演『BEYOOOOONDS CONCERT TOUR 「NEO BEYO at BUDOOOOOKAN!!!!!!!!!!!!」』を控えている彼女たち。既成の枠組などを超えて、自由に未来へ大きく『ビヨーン』と伸びていってほしいという思いも込められているグループ名を体現するような、さらなる躍進に期待したくなる公演だった。
【高瀬くるみ・小林萌花コメント】
―――公演を迎えた心境を教えてください
高瀬くるみ「前回の HimeFes2022 の時に、私たちの楽曲のテーマや音などに改めて気が付くことができました。オーケストラとの親和性みたいなものをすごく感じたんです。実際に今回の音源をいただいて、その壮大さにびっくりしたし、これをたくさんのお客様に見てもらえることが本当に嬉しい! なにより、BEYOOOOONDS、パシフィックフィルハーモニアポップス東京、指揮者の藤原いくろうさんたちと一緒に一つの大きいチームができたみたいな感覚がしているので素敵な公演になると思います」
小林萌花「HimeFes2022」でオーケストラと共演させていただいたときに、こういったコンサートを実現したいと強く思ったので、今回、形になってすごく嬉しいです。ファンの皆さんに、私がずっと好きだったクラシック音楽というものをBEYOOOOONDSと融合した形でお届けできて幸せです」
―――注目して欲しい点はありますか?高瀬くるみ「オーケストラアレンジで音の種類とかも変わっているので、そこを楽しんでもらいたい。私の所属する雨ノ森 川海が披露する『循環』は、全く踊らないで歌とオーケストラの音で勝負しようみたいな挑戦的な試みをしています。自分的にもドキドキしているんですけど、それを乗り越えたら、さらに成長した私たちになれると思います!」小林萌花「ブラームス作の『ハンガリー舞曲 第 5 番』の指揮体験コーナーをリハーサルでやった時に、これがクラシックだ!って思ったんです。私たちの曲を編曲してオーケストラバージョンでやると、やっぱり映画音楽みたいな、クラシックというよりはポップなオーケストラ音楽みたいな感じになるので。またBEYOOOOONDSの曲のポップスっぽい感じのものと、指揮コーナーではクラシックの音の違いや、揺れの違いを楽しんでもらいたいですね」










