ここで、三浦千鶴が高未悠加に向けて書いた手紙を読み出した。
「今日は生誕祭、そしてソロ曲発表おめでとう。悠加が燃えこれ学園に入ってから、もうすぐ2年が経つね。2年前の今頃、悠加が躍る「Lost in Time」を初めて見たとき、この子にはどうやってダンスを教えたらいいのか本気で頭を抱えました。でも、今日の「Lost inTime」すごく格好良かったよ。悠加には初めて話すけど、膝を痛めて何も出来ないと感じていたわたしにダンスを教える楽しさを教え、自信をつけてくれたのは悠加です。私はもともと教えることが苦手なので、最初の頃はきつい言い方もしていたかも知れないです。それでも、何も出来ない私を頼ってくれてすごく嬉しかったよ。ずっとめげずにたくさん練習して、とくにこの1年間は難しいダンスの曲も踊れるようになって、今日燃えこれ学園の楽曲に全部参加することが出来たね。本当におめでとう。
昨日、いっぱいいっぱいになってすごく苦しそうにしてたよね。そういう悠加の姿を見ると、「力になりたい」ってみんなが思います。それは悠加のことが大好きで、可愛くて仕方ないと思っているからです。悠加が私たちメンバーのことを大好きと思ってくれているのと同じで、私たちも悠加のことが大好きです。だから、安心して燃えこれ学園にいてほしいです。ここにいるみんなは悠加の味方だから、もっとまわりの人たちを頼ってほしいなと思います。普段は恥ずかしくて面と向かって言わないけど、大好きだよ!!」
三浦千鶴のその言葉を聞き、「もう一回」と高未悠加がリクエスト。照れながらも、もう一度「大好きだよ!!」と言った言葉を聞き、「わたしも」と小声で言いながら、三浦千鶴に笑顔で抱きつく高未悠加の姿が、とても可愛かった。
最後に高未悠加が、「今、言葉にできないくらい本当に嬉しいです」と、この日の感謝の言葉を述べ。メンバーみんなで「校歌」を斉唱。この日の感動を、次のライブへ繋げていった。
