株式会社Ryuki Designは、全国の女性100名(20~69歳)を対象に、スマートフォンで「商品・サービスのページ」を閲覧する際に感じる不便点について意識調査(イメージ調査)を実施しました(回収日:2025年8月26日)。
全体では「表示が遅い」が最多で、年代別には20代で「スクロールが長い」、50~60代で「文字が小さく読みづらい」が相対的に高いなど、受け止め方の違いが見られました。
本リリースでは、表示速度・可読性・タップ操作性・情報量の配分という4つの観点から傾向を整理し、ユーザー離脱の仮説と改善の着眼点を提示します。あわせて、後半では当社が提供するモバイル視点の設計・デザイン・実装の取り組みを紹介し、課題解決のヒントとしてご案内します。
調査方法および調査内容
全体のアンケート調査結果
対象者
【居住地】全国
【年齢】20~69歳
【性別】女性
【職業】会社員(正社員)、会社員(契約・派遣)、経営者・役員、公務員(教職員を除く)、自営業、自由業、医師・医療関係者、専業主婦、学生、パート・アルバイト、その他
【人数】100名
【調査方法】インターネット調査
【調査実施日】2025年8月26日
設問
スマホで商品やサービスのページを閲覧しているとき、最もイライラする要因は何ですか?
回答
読み込みが遅い:31%
文字が小さくて読みづらい:21%
ボタンやリンクが押しづらい:10%
スクロールが長すぎる:19%
イライラしたことはない:15%
その他:4%
調査の目的と背景:スマホ時代の“商品・サービスページ体験”を可視化
本調査は、スマートフォンで商品・サービス情報を探す際に生じる不便の傾向を把握し、モバイル起点での情報設計とUI改善の優先度を検討するために実施しました。
全国の女性100名(20~69歳)に対するイメージ調査の結果、全体では「読み込みが遅い」(31%)が最も多く、続いて「文字が小さくて読みづらい」(21%)、「スクロールが長すぎる」(19%)、「ボタンやリンクが押しづらい」(10%)という順でした。
年代別では20代で「スクロールが長すぎる」(30%)、50代・60代で「文字が小さい」(各30%、40%)が相対的に高く、30~40代では「表示速度」(40%、50%)が強く意識される傾向が見られました。
本リリースでは、これらの傾向を「表示速度」「可読性」「タップ操作性」「情報量の配分」という4つの観点で整理し、離脱を招きやすいポイントの仮説と改善の優先度を提示します。
※本調査はイメージ調査であり、結果は傾向を示す参考情報であって断定的な結論ではありません。
全体傾向:表示速度31%が最多。次点は可読性21%とスクロール19%
全体集計では、「読み込みが遅い」が31%で最多でした。スマホ回線や通信環境に左右される前提があるものの、初期表示の体感速度が不満の第一要因になっている点は見逃せません。
次点は「文字が小さくて読みづらい」21%と「スクロールが長すぎる」19%で、コンテンツの見やすさと情報の分割・要約の設計にも課題が示唆されます。
「ボタンやリンクが押しづらい」は10%と上位ではないものの、CVに直結する操作性の問題であるため、優先度から外すことはできません。
「イライラしたことはない」も15%存在し、一定のユーザーには現状のページでも許容されている可能性があります。
全体像としては、速度・可読性・情報量の配分・操作性の4軸が不満の中心であり、改善施策はこの順序で検討するのが妥当と考えられます。


