2025.07.03 公開

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株式会社コドモン(本社:東京都品川区、代表取締役:小池義則、以下「コドモン」)は、このたび、こども家庭庁の「保育ICTラボ事業」の助成決定事業者に採択されましたので、お知らせいたします。


コドモンが採択された本事業では、茨城県つくば市および大阪府豊中市とコドモンが協働し、保育ICT環境の整備におけるロールモデルとなる事例の創出に取り組みます。さらに、こうしたロールモデルを他の自治体へ広く周知することで、保育現場がICTの活用による業務負担の軽減や保育の質の向上といった効果を、実感をもって理解できる機会を提供します。あわせて、働きやすい職場環境の実現を通じて、将来保育士を目指す若者への魅力発信にもつなげていきます。

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■ 「保育ICTラボ事業」とは


「保育ICTラボ事業」は、全国の複数拠点において、民間事業者が自治体と連携し、以下の3つの取り組みをパッケージとして実施するモデル事業(保育ICTラボ)に対し、こども家庭庁がその経費を支援するものです。


①先端的な保育ICTのショーケース化


一定の地域内にある先端的な保育ICTを実践している保育所等について、実践公開や導入効果の最大化等を通してショーケース化する取り組みに対する支援を行う。


②ICTに関する相談窓口・人材育成


ICT導入に関する技術的なサポート対応や、保育施設等においてICT推進のコアとなる人材の育成、ICT活用に当たっての伴走支援を行う外部人材の派遣に係る経費に対する支援を行う。


③ネットワーク形成・普及啓発


包括的なICT化の取り組みを行っている保育施設等や自治体間のネットワーク形成、こうした取り組みの社会的気運を醸成していくための普及啓発に係る経費(自治体内における先端事例の横展開、全国的な先進自治体・施設間のネットワーク形成・情報交換等)に対する支援を行う。


■ 自治体との取り組み


保育現場では、「ICTの必要性を感じにくい」「うまく使いこなせるか不安」といった理由から、なかなか一歩を踏み出せない園が少なくありません。コドモンでは、そうした現場のリアルな声に向き合いながら、ICTを無理に押しつけるのではなく、「もっとゆとりを持って、子どもと向き合える保育」を実現する手段として、ICTの活用可能性を一つずつ丁寧に伝えていきたいと考えています。
その第一歩として、つくば市・豊中市と協働し、それぞれの地域課題に即したICT化支援のモデルづくりに取り組みます。モデル園の創出、新たな支援の仕組み、導入効果の最大化に資するデータ利活用の実践などを通じて、現場に本当に役立つ形でのICT普及に貢献してまいります。
コドモンは、全国1万5000を超える保育施設、650以上の自治体との連携実績をもとに、業界シェアNo.1(※)の責任として、全国の自治体・施設へこうした実践を還元していく使命があると考えていま
す。政府が掲げる「保育ICT導入率100%」の達成にも貢献しながら、現場が納得できるかたちでのICT活用のあり方をこれからも模索し続けてまいります。
※「SaaS型業務支援システムの導入園調査 2024」 株式会社東京商工リサーチ(2025年1月)
各自治体との取り組みは以下の通りです。


○ つくば市とコドモンの取り組み


つくば市における保育ICTの活用推進に向けて、当社の豊富な導入・支援実績を活かし、ICT未導入園の導入検討促進と、ICT低活用園の効果最大化を図ります。具体的には、ICTへの苦手意識が強い園でも参考になるモデル園を選定し、伴走支援を通じて先進的な取組(ショーケース)を創出します。また、ICT活用における心理的・スキル的な障壁の解消を目的に、各園のICT化を支援するとともに、人材育成にも取り組みます。さらに、モデル園の事例を広く展開し、ICT導入や活用への意欲を高めるきっかけとなるイベントを開催することで、園同士のネットワーク形成や普及・啓発にもつなげていきます。

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