次にサンドバック打ちへ。サンドバックを永田が支える中、町田はひたすら打ち、蹴り続ける。終盤になって手数の落ちた町田に対し、永田は「苦しい時こそ前に出ろ! 飛ばせ!」と檄を飛ばす場面もあった。
メディシンボールを利用しての腹筋では、メディシンボールを永田が投げ、町田が腹筋をして起き上がり永田に投げ返すハードなメニューに。町田がうめき声を出しながら腹筋をすると、永田は「きつい時こそ声を出すことが重要。声を出すことで疲労感が抜けるし、試合でも相手にはプレッシャーになり、自分の武器になる」と独自の理論を力説。
続いてのビッグミット&キックミット打ちでは、永田が受け手となり、ここでも町田の手数が減ると永田自身がプレッシャーをかけ、町田は必死に永田を押し返しては蹴り、ヒジを叩き込んだ。
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永田は「前口戦では相手が前に出てきたけど、町田君も引かずに前に出ていたのが勝因。引いてしまうと相手のペースになるのでそれでも前に出続けることが大事。自分がプレッシャーをかけることで突破口が見つかる」とアドバイスを送る。
ミット打ちの途中には、永田が町田をロープに突き飛ばし、ロープの反動を利用して戻ったタイミングで町田がヒジ、蹴りを出すといった特殊な練習も。「これは想定外のことが試合中に起こった時に、瞬時に自分の構えに戻す、立て直すのにいい練習なんです。町田君はヒジ、ミドルの一発の破壊力が凄い。プロレスラーと比べても鋭角度はさすがだね」(永田)。
続いての首相撲特訓では、アマチュアレスリングで実績があり身長183㎝、体重108kgの永田に組まれると、ライト級(60kg)の町田はさすがに何もさせてもらえず一方的に転ばされる展開に。「首相撲は体幹を鍛えるのに最適。身体の大きな選手とこうやってやることで圧力負けしなくなる」と永田は練習の意図を語った。










